涼感アクアリウム~楽曲のブログ~

涼感アクアリウム(2012~2018)の楽曲を紹介するブログ

プレゼント

いつか見つけたあの木の芽は

取るに足らないものだったのに

気づけば見上げるほど高く育っていた

 

終わりの予感に怯えていた

僕は今でも泣き虫で

あの日に一人きりのまま取り残されてた

 

約束の木の下 アルバムをめくる

その手を止めることすら 僕にはできず

 

朝が来て目が覚めて

寝ぼけたままの頭のなか

最初に浮かんだのはいつも

君の顔でした

 

 

「いつしか必ず終わりが来る」

無邪気な君は笑って言う

それでも惜しんでしまった僕はおかしいの

 

教えてもらった 君が口ずさむ

その歌を歌う僕の癖は今も

 

朝が来て目が覚めて

寝ぼけたままの頭のなか

会いたいと願ったのはいつも

君のことでした

 

魔法使いの君の

遠ざかる背中見つめ

置いていかれたまま

あの日から

今もずっと

 

 

 

花びらが舞うなかで滲む世界の向こうの君

いつものように無邪気な表情で

 

朝が来て目が覚めて

霞んだ景色に動く影に

早まった僕の鼓動はまだ

追いつけるかな

あの日の君まで

 

 

いつか見つけたあの木の芽は

こんなに大きく育ったんだ

君にもいつか見せたいな