kamihikouki

涼感アクアリウム kamihikouki 2018.3.21

濡れた頬にあたる風は冷たく

慰めてくれやしない

分かっていた 君のことはすべて

だけど目を逸らしてた

ああ どれだけ

忘れようと したって 消えない

紙飛行機を飛ばすように簡単に

君に届けばいいのに

そんなこと考えながらいつまでも

風が吹くのを待ってた

きっと君は見たことない笑顔を

知らない誰かに見せてる

僕はきっとどれだけ望んでみても

それを手にはできない

ああ どれだけ

伝えようと したって 言えない

紙飛行機を飛ばすように簡単に

君に届けばいいのに

強がりが苦手で怖がりな僕は

動くことすらできぬまま

ずっとこれまで諦めてた

君のもとへと走ること

それでも本当は風のように

駆け抜け 届けたい

紙飛行機を飛ばすように簡単に

君に届きはしないけど

いつか君に届く胸の中の言葉

喉を震わせ繰り返す

君を掴もうと手を伸ばす

僕を叫ぼうと声を