虹
途切れない空白 変わらない景色
僕らは待つだけで 何もつかめない
淡く光る街灯 冷たい手を透かした
わずかに聞こえる瞬間に
消えてく 僕らが気付く間もなく
失くした鍵を 今探してる
想像が世界を染めあげたら
風のような日々を彩った
透明な夢を見続けていた
この熱が冷めるまでは
小さな祈りをまた一つ重ねて
モノクロな世界に明かりを灯した
溜め込んだ心の隙間に芽生えた
今 あふれ始める
正解に縛られていた僕は
この場所も分からなくなった
退屈な浅い眠りの中で
僕らはただ夢を見てた
想像が世界を染めあげたら
風のような日々を追い越した
代償を払う暇すらなく
君はもう 離れていった