こぼれる
咲いてる花だけ愛でてしまうけど、
目に見えるものだけが正しいの?とか
あなたのことば 心の中から
今でも消えることはなく
そう、満たされた水がこぼれてしまうように
どんな花もいつか終わりがくるってこと
あのころの毎日は瞬きのうちに融けてしまった
まっしろな花びらがいつかひらりと散っていってしまうように
この季節になると思い出しちゃうな
いつもの通りの花の香りとか、色さえ鮮明に、
でも、なぜか思い出せないものが
こぼれゆくあなたの涙
あのときの瞳の色も忘れてしまったんじゃなくて、
まっしろなあなたのことをまっすぐに見れてなかったみたいです