傷跡は眠る
満たされた生活に終わりも始まりもあるのかわからない
子供に置き去りにされたままで宝探しは続いてる
目に見える光るもの全部
この手を伸ばしていた
真っ暗な夜にこの叫びも
吸い込まれていく
月の雫も星の欠片も
降ってはこない
ありふれた生活の退屈さから耳を塞ぎ逃げていた
この場所に取り残されないように息を切らし歩いてる
振り払うことも出来ぬまま
出口を探していた
まっさらな壁にこの叫びも
響くことはない
探す音は耳鳴りにかき消されて
目が回るまま歪む視野 酔いしれていた
逃げて逃げられて影も光も掴めないこと
君は知らないのかい
いつだってそうこの世界はまやかしだらけ
すくむ足を踏み出すなら
照らされた先へ
開けた掌 虚しさも悲しみも知った
強さとともにもう一度見つけに行こう